ナイトてんしょん

ショートエンタメ情報局

ショートドラマの編集テクニック完全ガイド|プロが実践するカット・テロップ・音響の極意

「編集で作品の印象は180度変わる」ーーこれは、私たちが累計1億回再生を突破する過程で痛感してきた事実だ。

どれほど良い脚本を書いても、どれほど魅力的な役者を起用しても、編集が甘ければ視聴者は3秒で離脱する。逆に言えば、編集テクニックひとつで"普通の素材"が"バズる作品"に化けることもある。ショートドラマの世界では、撮影と同等かそれ以上に編集が作品のクオリティを左右するのだ。

本記事では、TikTokやInstagramで累計1億回再生を達成した制作チームが現場で実践している編集テクニックを、カット・テロップ・音響の3軸から徹底的に解説する。これからショートドラマ制作を始める方はもちろん、「動画は作っているけど再生数が伸びない」と悩んでいる方にも、すぐに使える実践知をお届けします。

なお、ショートドラマ制作の全体像を把握したい方は、【初心者必見】バズるショートドラマの作り方|制作現場のプロが解説の記事も合わせてご覧ください。


冒頭2〜5秒の編集で勝負は決まる|視聴維持率を左右する3つの鉄則

1. 視聴者の75%は最初の5秒以内に「見るか見ないか」を決める

TikTokやInstagram Reelsのアルゴリズムにおいて、最も重視される指標のひとつが「視聴維持率」だ。特に冒頭の2〜5秒は、視聴者が動画をスワイプするかどうかを判断する"ゴールデンタイム"にあたる。

各種調査データによると、視聴者の約75%が最初の5秒以内に継続視聴を判断するとされています。つまり、冒頭の編集がすべてを決めると言っても過言ではない。

離脱タイミング

離脱率の目安

対策

0〜1秒

約30%

視覚的インパクト(動き・色・表情)

1〜3秒

約25%

テロップで「何の動画か」を即座に提示

3〜5秒

約20%

感情的フック(衝撃・疑問・共感)

5〜10秒

約15%

ストーリーの引き込み

10秒以降

約10%

展開のテンポ維持

最初の5秒を特に意識して制作した下記の動画を是非レファレンスとしてみて欲しい。

@night_tension あの出来事の2年前。 まだ田中家が平穏な家族だった時の話。 父が再婚してからしばらくの歳月が過ぎた。 再婚相手の名は和子。 愛莉は新しいお母さんに最初こそ反発していたが、 和子の心優しい人柄に惹かれるのにそう時間はかからなかった。 この幸せは永遠のものだと思われた。 そんなある日、和子が異常行動を示すようになったのである。 いわゆる若年性認知症のような症状である・・・。 続きが気になる人は是非コメントしてね! == 何で私だけ2年前編 第1話 == [出演] 並木まりあ @並木まりあ Romi @Romi(西本 真悟) 堀さや花 [プロデューサー]リーマン監督 [PM]石川大地 [撮影]リーマン監督/渡部健太 [照明]リーマン監督/渡部健太 [音声]リーマン監督/渡部健太 [編集]リーマン監督/渡部健太 [脚本]岩本達士 [監督]リーマン監督 [制作]ナイトてんしょん株式会社 #ショートドラマ #短編ドラマ #ショートフィルム #ドラマティッカー #マイナビショードラアワード2026 ♬ オリジナル楽曲 - ナイトてんしょん

2. 冒頭カットは"静"ではなく"動"から始める

ショートドラマの冒頭でやりがちなのが、風景ショットや登場人物の全身ショットから入るパターンだ。映画やテレビドラマならそれでいい。しかしSNSのショートドラマでは致命的なミスになる。

冒頭カットは必ず「動き」のあるシーンから入ること。具体的には以下のような編集が効果的です。

  • 表情のクローズアップから始める(怒り・驚き・涙など感情が伝わるもの)

  • アクションの途中から始める(ドアを開ける、スマホを叩きつけるなど)

  • 会話の途中から始める(「は?何それ」「聞いてないんだけど」など衝撃的なセリフ)

ポイントは「スワイプの指を止めるために瞬間的に感情が動かされるか?」「最後まで見たくなるような続きが気になるような興味付けができてるか?」の大きく2点になる。

上述したレファレンス動画もファーストカットは"動"になっていることが分かるだろう。ぜひ、当アカウントを参考にどういうカットから始めれば良いかを研究してみてほしい。

3. 冒頭テロップは「問い」か「衝撃」で設計する

冒頭にテロップを配置する場合、視聴者の好奇心を刺激するものでなければならない。「このドラマは何の話か」を伝えるだけでは弱い。これも「この後どうなるの?」と続きが気になるような設計が必要だ。

効果的な冒頭テロップの例を示そう。

パターン

テロップ例

狙い

疑問提起型

「夫の浮気相手が、まさかの…」

続きが気になる

衝撃宣言型

「結婚3年目、妻が出した答え」

結末への期待

対比型

「年収200万の夫 vs 年収2000万の元カレ」

対立構造への興味

時限型

「離婚届の提出期限、あと3日」

緊迫感の演出

共感型

「ワンオペ育児、もう限界だった」

自分ごと化

私たちが運用する「真夜中の若者たち」では、毎回動画の始まりにテロップ表示をさせている。この冒頭テロップの設計には毎回かなりの時間をかけており、テロップひとつで再生数が2〜3倍変わることも珍しくない。

テロップで再生数が向上した例としては下記が挙げられる。

@mayonaka_wakamono 何にもない女友達が泊まって何か起こることってありますか? #ショートドラマ #大学生 #knowunity #pr ♬ オリジナル楽曲 - 真夜中の若者たち

カット編集のプロ技法|"呼吸のリズム"で視聴者を離さない5つの原則

1. カットのリズムは"呼吸"で考える

プロの編集者がカットを切るタイミングは、理論よりも感覚に近い。しかしその感覚には法則がある。それが「呼吸のリズム」だ。

人間が自然に感じるカットの長さは、呼吸のリズムと連動しています。息を吸って吐くまでの約3〜4秒が、ひとつのカットの基本単位になる。ただし、ショートドラマではこれをさらに短くする必要がある。

シーンの種類

推奨カット長

理由

感情表現シーン

3〜5秒

感情の余韻を残す

会話シーン

1.5〜3秒

テンポ良くリズムを作る

アクションシーン

0.5〜1.5秒

緊張感とスピード感

状況説明シーン

2〜3秒

理解に必要な最低限の時間

クライマックス

4〜6秒

視聴者に"見せ場"を印象づける

再生数を伸ばすための演出テクニックについては、見られるショートドラマは何が違う?再生数UPのための演出テクニックでも詳しく解説しています。

2. "無音時間"をゼロにする

ショートドラマの編集で絶対にやってはいけないのが、無音の空白時間を作ることだ。テレビドラマでは「間」が演出として機能するが、SNSのショートドラマでは「間」は離脱のきっかけにしかならない。

セリフとセリフの間、シーン転換の際、すべての瞬間に何かしらの音が存在している状態を作ること。BGM、環境音、効果音のいずれかで"音の隙間"を埋める。これだけで視聴維持率は確実に上がります。

3. ジャンプカットを恐れない

従来の映像制作では、ジャンプカット(同一アングルでの不自然なカット)はNGとされてきた。しかしSNSのショートドラマにおいては、ジャンプカットはむしろ武器になる。

特にモノローグ(独白)シーンや会話シーンでは、不要な「えーと」「あのー」といった間を大胆にカットすることで、テンポが格段に良くなる。YouTube的な編集感覚を持ち込むことが、SNSショートドラマでは有効なのだ。

4. 感情のピークでカットを切る

視聴者の感情を揺さぶるシーンでは、感情のピークの"直後"ではなく"直前"でカットを切るテクニックが有効だ。

たとえば、登場人物が泣き崩れるシーン。泣き崩れた後にカットを切るのではなく、涙がこぼれ落ちる瞬間でカットし、次のシーンに飛ぶ。これにより、視聴者の頭の中で感情が補完され、より強い印象を残すことができます。

5. シーン転換は"映像で繋ぐ"

シーンが切り替わるとき、暗転(ブラックアウト)やフェードを多用するのは避けたい。SNSのショートドラマでは、映像と映像を直接つなぐハードカットが基本だ。

効果的なシーン転換の技法を紹介します。

  • マッチカット: 同じ動作や形を利用してシーンを繋ぐ(コップを置く→別の場所でコップを置く)

  • 音繋ぎ: 次のシーンの音を0.5秒ほど先行させて流す(Jカット)

  • 動き繋ぎ: カメラの動きの方向を揃えてシーンを繋ぐ

テロップ・字幕の設計術|音声なしでも伝わる"読ませる"テクニック

1. なぜテロップ設計がSNSショートドラマの生命線なのか

SNSの動画視聴者のうち、約85%が音声をオフにした状態で動画を視聴し始めるという調査データがあります。つまり、テロップなしのショートドラマは、大半の視聴者にとって「無音の映像」でしかない。

これはショートドラマにとって致命的な問題だ。ストーリーがセリフで進行するドラマ形式では、テロップがなければ内容がまったく伝わらない。

テロップの有無

視聴完了率の目安

備考

テロップあり(全セリフ)

40〜60%

音声なしでもストーリーを理解可能

テロップなし

10〜20%

音声オンのユーザーのみ継続

テロップ一部あり

25〜35%

理解が断片的になりやすい

制作の全体フローについては、【プロが教える】ショートドラマ制作の完全ガイド!3分で心を掴む撮影・編集テクニックで体系的にまとめています。

2. 縦型画面におけるテロップ配置のルール

縦型動画(9:16)のテロップ配置は、横型動画とはまったく異なるルールが必要だ。画面の上部と下部にはプラットフォームのUIが重なるため、テロップを配置する「セーフゾーン」を意識しなければなりません。

テロップ配置の基本ルール:

  • 上部15%: プラットフォームのステータスバーが重なるためNG

  • 下部20%: いいね・コメント・シェアボタンが重なるためNG

  • 左右10%: 画面端は視線が届きにくい

  • セーフゾーン: 画面の縦15%〜80%、横10%〜90%の範囲

テロップの基本位置は画面の下部1/3(縦50%〜80%あたり)が推奨されます。ただし、登場人物の顔にテロップが被る場合は、画面上部に移動させるなど柔軟な対応が必要だ。

3. フォント・色・サイズの最適解

テロップのデザインは、作品の雰囲気を大きく左右する要素だ。フォント選び一つで「安っぽい素人動画」にも「プロの作品」にもなる。

要素

推奨設定

避けるべき設定

フォント

ゴシック体(太め)

明朝体(可読性が低い)

文字サイズ

画面幅の4〜6%

小さすぎる(3%以下)

文字色

白(黒縁取り付き)

背景と同系色

縁取り

2〜3px の黒縁取り

縁取りなし(視認性低下)

ドロップシャドウ軽め

影なし(背景に溶ける)

行間

1.2〜1.5倍

詰まりすぎ・空きすぎ

4. 感情別テロップ演出テクニック

セリフの感情に合わせてテロップの演出を変えることで、映像の表現力は格段に上がります。以下は私たちが実際に使い分けている感情別テロップの演出パターンだ。

怒りのシーン:

  • フォントサイズを通常の120〜150%に拡大

  • 赤系の文字色を使用

  • 出現時にわずかな画面振動(シェイク)を加える

悲しみのシーン:

  • 文字の出現速度を遅くする(フェードイン 0.3〜0.5秒)

  • 薄い水色や白の文字色

  • 文字間を通常より広めに設定

衝撃・驚きのシーン:

  • 一瞬で全文字を表示(カットイン)

  • 黄色やオレンジの文字色

  • フォントサイズを150〜200%に拡大し、画面中央に配置

囁き・内緒話のシーン:

  • フォントサイズを通常の70〜80%に縮小

  • 括弧書きで表現「(ねぇ、あの話だけど…)」

  • 薄いグレーの文字色

BGM・効果音の三層構造|"聴覚設計"で没入感を倍増させる方法

1. 音の三層構造を理解する

プロの映像編集における音響設計は、3つのレイヤーで構成されます。この三層構造を意識することが、アマチュアとプロの編集を分ける決定的な違いだ。

第1層: BGM(ベースレイヤー)

  • 作品全体の雰囲気を決定する

  • 音量は台詞の40〜60%程度

  • シーンの感情に合わせて変化

第2層: 効果音・SE(アクセントレイヤー)

  • 動作や場面転換を強調する

  • 音量は台詞の60〜80%程度

  • ピンポイントで配置

第3層: 台詞・ナレーション(フロントレイヤー)

  • 最も重要な情報を伝える

  • 音量は常に最前面

  • クリアに聞こえることが最優先

レイヤー

音量目安(台詞100%基準)

役割

配置タイミング

BGM

40〜60%

雰囲気作り

常時(音量は変動)

SE・効果音

60〜80%

アクセント

動作・転換時

台詞

100%

情報伝達

セリフシーン

環境音

20〜30%

リアリティ

屋外・生活シーン

2. BGMの選び方と切り替えのタイミング

BGMの選曲を間違えると、どれだけ良い映像でも台無しになる。ショートドラマのBGM選びには明確な基準がある。

BGM選曲の3原則:

  1. 歌詞のない曲を選ぶ: 歌詞付きの楽曲はセリフと干渉する。インストゥルメンタルが基本だ

  2. テンポは展開に合わせる: 日常シーンはBPM80〜100、緊迫シーンはBPM120〜140

  3. 感情の方向性を合わせる: 悲しいシーンにアップテンポは原則NG(意図的なギャップ演出を除く)

BGMの切り替えタイミングも重要です。シーンの切り替わりと同時にBGMも切り替えるのが基本だが、0.5〜1秒ほどBGMの切り替えを「先行」させることで、視聴者に無意識のうちに場面転換を予感させることができる。

3. 効果音(SE)の戦略的配置

効果音は"調味料"のようなものだ。入れすぎると下品になり、入れなさすぎると味気ない。適切なバランスが求められます。

ショートドラマで頻繁に使う効果音のカテゴリを紹介しよう。

  • トランジションSE: シーン転換時の「シュッ」「ドン」

  • 感情強調SE: 驚き「ガーン」、衝撃「ドーン」、気づき「ピコーン」

  • 生活SE: ドアの開閉、足音、食器の音

  • スマホSE: 着信音、通知音、タイプ音

  • テロップSE: テロップ出現時の「ポン」「シャキーン」

4. "無音"を武器にする逆転の発想

先ほど「無音時間をゼロにする」と述べたが、これには例外がある。意図的な無音、つまり「沈黙」は、最も強力な演出ツールのひとつだ。

ただし使い方にルールがある。無音が効果的なのは、以下の3つのシーンに限られます。

  1. 衝撃の事実が判明した瞬間(0.5〜1秒の無音→SE「ドーン」)

  2. 登場人物が言葉を失った瞬間(0.3〜0.5秒の無音→BGM再開)

  3. クライマックス直前の"溜め"(1〜2秒の無音→展開)

それ以外のシーンでの無音は、単なる編集ミスに見える。視聴者は「動画がバグった?」と感じてスワイプしてしまうのだ。

縦型フォーマット特有の編集注意点|スマホ画面を最大限に活かす設計

1. 9:16の画面比率で"何を見せるか"を決める

縦型動画の画面比率(9:16)は、横型(16:9)と比べて縦の面積が大きく、横の面積が狭い。この特性を活かした編集が求められます。

縦型で効果的な構図:

  • 人物のバストアップ〜クローズアップ(顔の表情が大きく見える)

  • 上下の対比配置(上部に人物A、下部に人物B)

  • 縦の動き(立ち上がる、階段を降りるなど)

縦型で避けるべき構図:

  • 横に広がる風景ショット(情報が見切れる)

  • 3人以上の横並びショット(一人一人が小さくなる)

  • テキスト量の多いフリップやボード

2. プラットフォームUIとの共存設計

TikTok、Instagram Reels、YouTube Shortsは、それぞれ異なるUIレイアウトを持っています。編集時にはこれらのUIが重なる領域を避けてコンテンツを配置する必要がある。

プラットフォーム

上部NG領域

下部NG領域

右側NG領域

TikTok

上から約10%

下から約20%

右端にアイコン列

Instagram Reels

上から約8%

下から約25%

右端にアイコン列

YouTube Shorts

上から約8%

下から約15%

右端にアイコン列

TikTokのアルゴリズム対策については、TikTokショートドラマの伸ばし方|アルゴリズム攻略7つの鉄則の記事でも詳しく解説しています。


編集の効率化テクニック|プロが実践する"工程分離"の方法

1. 編集工程は「カット→テロップ→SE→BGM」の順番で行う

ショートドラマの編集で最も効率的な工程順序は、以下の通りだ。この順番を守ることで、手戻りを最小限に抑えることができます。

Step 1: カット編集(ラフカット)

  • 全素材を確認し、使用カットを選定

  • タイムラインに並べ、不要部分をカット

  • この段階でストーリーの流れと尺を確定させる

  • 目安時間: 全体の40%

Step 2: テロップ入れ

  • 全セリフのテロップを配置

  • 感情別のテロップ演出を適用

  • テロップの配置位置とサイズを調整

  • 目安時間: 全体の25%

Step 3: SE・効果音の配置

  • トランジションSE、感情SE、生活SEを配置

  • 音量バランスを調整

  • 目安時間: 全体の15%

Step 4: BGM配置と音量調整

  • BGMを選曲・配置

  • 全体の音量バランスを最終調整(マスタリング)

  • 目安時間: 全体の20%

この工程を逆にすると(BGMから先に入れるなど)、カット変更のたびにBGMの尺を調整し直す必要が生じ、作業効率が大幅に低下する。

2. テンプレート化で制作時間を半減させる

ショートドラマをシリーズとして制作する場合、テンプレート化は制作時間を劇的に短縮する武器になります。

テンプレート化すべき要素は以下の通りだ。

  • オープニングカット(ロゴ・シリーズタイトル・エピソード番号)

  • テロップのデザインプリセット(通常/怒り/悲しみ/衝撃の4パターン)

  • BGMライブラリ(シーン別に5〜10曲をストック)

  • SEライブラリ(頻出SEを20〜30種類ストック)

  • エンディングカード(次回予告・フォロー促進)

制作費用やコスト管理については、ショートドラマの制作費用はいくら?相場・内訳・コスト削減のポイントを参考にしてください。

TikTok・Instagram・YouTube Shorts別の編集最適化|プラットフォームごとの攻略法

1. 各プラットフォームの特性を理解する

同じショートドラマでも、プラットフォームごとに最適な編集は異なります。それぞれの特性を理解し、必要に応じて編集を最適化することが重要だ。

項目

TikTok

Instagram Reels

YouTube Shorts

推奨尺

30〜90秒

30〜60秒

30〜60秒

最大尺

10分

90秒

60秒

アルゴリズム重視指標

視聴完了率・共有

保存数・いいね

クリック率・視聴時間

ユーザー層

Z世代中心

20〜30代女性多め

全年齢層

テロップ重要度

非常に高

BGM文化

トレンド楽曲が強い

オリジナルBGM可

BGMの影響は中程度

2. TikTok最適化の編集ポイント

TikTokでは「トレンド」と「リピート再生」が鍵を握る。

  • ループ構造: 動画の最後が最初に自然に繋がるよう設計する。リピート再生を誘発し、視聴回数を増やすテクニックだ

  • テンポ重視: カットの切り替えはやや早め。1カット平均1.5〜2.5秒が目安

  • 最後の1秒: コメントを促すフック(「あなたならどうする?」的な余韻)を残す

3. Instagram Reels最適化の編集ポイント

Instagram Reelsは「保存」が最も重要な指標だ。有益な情報や繰り返し見たくなるコンテンツが伸びやすい。

  • 画質重視: Instagramは画質劣化が目立ちやすい。書き出し時の画質設定を最高にする

  • テロップの読みやすさ: Instagramユーザーはテロップをしっかり読む傾向がある。文字サイズを大きめに設定

  • エンゲージメント導線: 「保存して後で見返してね」といったCTAテロップを終盤に配置

4. YouTube Shorts最適化の編集ポイント

YouTube Shortsは全年齢層にリーチできるのが強みだ。他のプラットフォームと比べてやや丁寧な編集が好まれる傾向がある。

  • 冒頭のフック: YouTubeのShortsフィードではサムネイルがないため、冒頭の1フレーム目が実質的なサムネイルになる

  • テンポは中庸: TikTokほど早くなく、映画的すぎない。1カット平均2〜3秒

  • 字幕の精度: YouTube Shortsは自動字幕が生成されるが、精度が低いため手動テロップを入れるべきだ

自社実践事例|「今日もとりあえず夫婦」で平均150万再生を達成した編集ノウハウ

1. 実績数字から見える編集の効果

私たちナイトてんしょンが運営するInstagramアカウント「今日もとりあえず夫婦」は、平均再生回数150万回超えを記録しています。また、TikTokアカウント「ナイトてんしょん」でも平均50万回超えの再生数を維持している。

自社IP「嫁の分際で」はシリーズ累計1500万再生超え、「パパは全然面倒見てくれない」も累計1500万再生超え、「なんで私だけ」は1000万再生超え。全アカウント合計で累計再生回数1億回を突破した。

これらの数字を実現している編集上のこだわりを、いくつか共有します。

2. 私たちが実践する5つの編集ルール

ルール1: 冒頭3秒以内に"感情"を見せる

必ず登場人物の強い感情(怒り、悲しみ、驚き)から入る。状況説明は後回しにする。

ルール2: 1カットの最長は4秒

どんなに重要なシーンでも、1カット4秒を超えない。超える場合はアングルを変える。

ルール3: テロップは画面の1/3以下のサイズ

テロップが大きすぎると映像の邪魔になる。小さすぎると読めない。画面の1/3がちょうどいい。

ルール4: BGMの切り替えは1作品2回まで

30〜60秒のショートドラマでBGMを3回以上切り替えると散漫になる。原則2回まで。

ルール5: 最後の2秒は"余韻"に使う

ストーリーの結末を見せた後、2秒間の余韻を残す。この余韻がコメント欄での議論を生む。

データドリブンな制作アプローチに関心がある方は、ショートドラマ×データドリブン制作|視聴データで「当たる」企画を科学するの記事もぜひ参考にしてください。


よくある質問(FAQ)

Q1. ショートドラマの編集に使うべきソフトは何ですか?

プロの現場では Adobe Premiere Pro が最も多く使われています。ただし、初心者の方には CapCut(無料)やDaVinci Resolve(無料版あり)もおすすめだ。CapCutはテロップ機能が充実しており、縦型動画の編集に特化した機能も多い。重要なのはツールではなく、本記事で解説した編集の考え方を身につけることです。

Q2. 1本のショートドラマの編集にかかる時間はどれくらいですか?

尺やクオリティによりますが、30〜60秒のショートドラマの場合、プロで2〜4時間、初心者で6〜10時間が目安です。テロップ入れが最も時間がかかる工程だ。テンプレート化を進めることで、プロなら1〜2時間まで短縮できます。

Q3. テロップは全セリフに入れるべきですか?

基本的には全セリフに入れるべきです。SNSでは音声なしで視聴するユーザーが大半だからだ。ただし、感情表現だけで伝わるシーン(涙を流す、抱き合うなど)では、あえてテロップを外すことで映像の力を際立たせることもできます。

Q4. BGMの著作権はどう管理すればいいですか?

TikTokやInstagram内のライブラリ楽曲を使用するのが最も安全です。外部から楽曲を持ち込む場合は、著作権フリー(ロイヤリティフリー)の楽曲を使用してください。Epidemic Sound、Artlist、AudioJungleなどのサービスが定番だ。フリーBGMサイトも活用できますが、利用規約を必ず確認しましょう。

Q5. 編集のクオリティを上げるために最も効果的な練習方法は?

バズっている動画を「編集の視点」で分析することが最も効果的です。カットのタイミング、テロップのデザイン、BGMの選曲、効果音の配置を注意深く観察する。そして、同じ構成で自分の作品を編集してみる。この模倣→応用のサイクルが上達の最短ルートだ。

Q6. 外注する場合、編集者にどこまで指示を出すべきですか?

最低限「冒頭のテロップ」「BGMの雰囲気」「テロップのデザインテイスト」の3点は指示すべきです。これらは作品の印象を決定づける要素であり、編集者の裁量に任せると意図と異なる仕上がりになりやすい。逆に、カットのタイミングやSEの配置は、経験のある編集者であれば任せた方が良い結果になることが多いです。


参考リンク


まとめ

いかがだっただろうか。ショートドラマの編集は、冒頭の2〜5秒で視聴者を掴み、カット・テロップ・音響の三位一体で最後まで離さない技術の集大成だ。本記事で紹介したテクニックは、すべて私たちが累計1億回再生を達成する過程で培ったものであり、すぐに実践に活かせるものばかりです。まずは冒頭テロップの改善から始めてみてはいかがだろうか。たった5秒の編集を変えるだけで、再生数が倍増する可能性がある。ぜひ一度試してみてもよいのではないだろうか。


弊社ナイトてんしょんは、アカウント累計1億回再生を突破したショートドラマ制作に強みを持つ映像制作会社です。多くの企業様とコラボレーションし、ショートドラマ制作をしてきた実績がございます。「費用感を知りたい」「事例を知りたい」「自社で効果が出るのか分からない」といったご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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