この記事は「なぜ広告らしくない訴求のほうが見られるのか」という考え方に絞っています。費用相場・媒体の選び方といった発注実務はショートドラマ広告とは?費用相場・効果・失敗例、PR表記の明記範囲は広告動画のPR表記|ステマ規制で発注側が決める4つにまとめています。
この記事の結論
- ショートドラマ広告は、2分前後の縦型ドラマの中に商品を「物語のキー」として出す広告。冒頭から商品を押し出さないので、広告と見分けられてスキップされにくい
- 効果は「認知(再生数・リーチ)→ 興味(視聴完了率・保存・コメント)→ 行動(プロフィール遷移・LP遷移・指名検索)」の3層で見る。再生数だけでは半分
- 数十万円から始められ、企画から納品まで最短1ヶ月。撮影は単日で済むことが多い
「商品広告はもう“飛ばすもの”じゃない」
そう言われる時代になりました。
近年、テレビCMやWEB CMに代わり、“ショートドラマ広告”へのシフトが進む企業が増えています。背景にあるのは、消費者の視聴習慣やSNSの利用状況の変化と、広告としてのコストパフォーマンスの高さです。
動画広告の効果が落ちたと感じたら
「去年と同じ運用をしているのに、CPAが上がり続けている」。動画広告の効果が落ちたと感じる企業は少なくありません。広告フォーマットへの慣れから視聴者が「広告らしい映像」を瞬時に見分けてスキップするようになり、同じ配信面を奪い合う広告主が増えたことで単価も上がっているためです。
このとき打ち手は2つあります。1つは配信・クリエイティブの改善で獲得効率を立て直すこと。もう1つは、広告と認識されにくい「物語型」のクリエイティブで、スキップされない接点を作ることです。前者の予算設計は広告CPA悪化への対策|レスポンス広告とブランディングの両立で詳しく解説しています。この記事では後者、つまりショートドラマ広告がなぜ飛ばされないのかを扱います。
ショートドラマ広告の特長
ショートドラマ広告とは、いわゆる「縦型ショートドラマ」を活用して商品訴求を行うものを指しています。従来の「プッシュ型広告」とは一線を画したエンタメ性の高い手法として注目を集めており、不特定多数に見てもらいながら安価に、かつブランディングにも効果的であることがメリットになります。
詳しい条件・補足を読む
広告が飛ばされるかどうかは、商品を出す位置で決まる
従来のプッシュ型広告
冒頭から商品を押し出す
「広告らしい映像」と数秒で見分けられてスキップされる
ショートドラマ広告
2分前後の物語に「転承転結」を詰める
商品は物語のキーとしてさりげなく出す
見せられている抵抗感が出にくく、最後まで見られる
狙うのは再生数だけではない。「これはどこで買えますか」が付くコメント欄が、この形式の成果
各種アカウントが配信するショートドラマと同様に、2分前後の短尺のなかに「転承転結」を詰め込んだミニドラマ形式で、観た人に“物語としての満足感”を与える構成が特徴です。恋愛やサスペンス、コメディ、ヒューマンドラマなどジャンルは様々で、商品やサービスの持つ世界観に合わせた表現、またターゲットに合わせたジャンル選択が可能です。
さらに、従来のCMのように冒頭から商品を押し出すのではなく、物語のキーとしてさりげなく登場させることで視聴者に“広告を見せられている”という抵抗感を与えにくい。だからこそ、「読後感」を楽しんでもらえるし、商品への興味も自然と芽生えてくるのです。
近頃は「広告っぽくないから最後まで見てしまった」「これはどこで買えますか?」といったリアクションも目立つようになり、再生数だけでなくシェアやコメントによるオーガニックな拡散も広がっています。CMとドラマの間に立つ、新しい映像ジャンルとして、ユーザーの記憶に残る存在になりつつあります。
この「飛ばされにくさ」は、データでも裏づけられています。ショートドラマは従来の広告のような直接的な売り込みの印象を与えにくく、視聴者に受け入れられやすい傾向があるとされます(出典: テテマーチ)。またZ世代を対象にした調査では、「TikTokのショートドラマ広告がきっかけで知らなかった商品・サービスを知った」と答えた人が約83%にのぼります(出典: CAREARC BLOG)。リーチ効率の面でも、人気ショートドラマ作品はテレビと比較して約17倍のコスト効率で若年層に届くとする調査があります(出典: 株式会社CREAVE プレスリリース)。
ショートドラマ広告の効果をどう測るか
「飛ばされずに見られる」だけでは、施策としては半分です。効果は次の3層で捉えると判断を誤りません。
詳しい条件・補足を読む
効果の3層
「飛ばされずに見られた」は半分。行動の層まで繋がって広告費が売上に変わる
1
認知の層:再生数・リーチ数
広告色が薄いぶん、おすすめ配信に乗ったときの伸びが大きい
2
興味の層:視聴完了率・保存・コメント
最後まで見られたかは、物語の設計力がそのまま出る
3
行動の層:プロフィール遷移・LP遷移・指名検索
「この会社をもっと知りたい」と動いたか
冒頭から商品を出した作品より、後半に物語のキーとして出した作品のほうが完視聴されやすく、行動の層の数字も良くなる傾向がある。
1. 認知の層: 再生数・リーチ数。ショートドラマは広告色が薄いぶん、おすすめ配信に乗ったときの伸びが大きく、ここは比較的取りやすい指標です。
2. 興味の層: 視聴完了率・保存・コメント。「最後まで見られたか」は物語の設計力がそのまま出る指標で、飛ばされない訴求ができているかの通信簿になります。
3. 行動の層: プロフィール遷移・LP遷移・指名検索。物語に共感した視聴者が「この会社(商品)をもっと知りたい」と動いたかどうか。ここまで繋がって初めて、広告費が売上に変換されます。
弊社の制作現場でも、冒頭から商品を出した作品より、物語のキーとして後半に商品を登場させた作品のほうが完視聴されやすく、結果として行動の層の数字も良くなる傾向があります。KPIの具体的な設計方法と計算式はショートドラマPR/広告のROI・KPI完全ガイドで詳しく解説しています。
制作のハードルをグッと下げる3つの理由
1. “安い”:数十万円から始められる広告展開
WEB CMやテレビCMとの費用比較では、制作費と媒体出稿費を分けます。出演者、撮影日数、利用期間、配信量を揃えずに総額だけを比べると、どの条件で差が生じたのか判断できません。
一方、ショートドラマ広告は、スモールスタートが可能。企画立案から脚本、キャスティング、撮影、編集までワンストップで請け負う体制が整っているため、数十万円から制作できます。中小企業やローカルブランドであっても、手が届く価格帯でスタートできるのが魅力です。金額を決めるのは主にキャスト・ロケ地・撮影日数で、自社の店舗やオフィスで撮れる企画なら抑えやすい。制作費の内訳と価格帯はショートドラマの制作費相場|平均費用と内訳を制作会社が解説で詳しく解説しています。
2. “早い”:企画から納品まで最短1ヶ月
タイムリーな商品リリースや季節性の高いキャンペーンにあわせたプロモーションでも、スピード感を持って対応できるのがショートドラマの強み。撮影日数も単日で済むことが多く、映像制作の“重たさ”を感じることなく制作できます。最短1ヶ月が成立するのは、台本を早く確定でき、確認の窓口が社内で1本にまとまっている場合です。工程別の日数と発注のタイミングはショートドラマの納期と撮影期間|公開まで何日かかるにまとめています。
3. “刺さる”:SNS世代に届くストーリーテリング
SNSの利用者層は今や10〜20代だけでなく、30代、40代以上へと広がっている。TikTokやInstagram、YouTube Shortsなどで流れる動画の中で、“ただのCM”はスルーされがちです。だからこそ、物語のある映像で「最後まで観てもらう」ことが重要になってきています。
ショートドラマ広告は、企業の想いや商品の魅力を、ストーリーの中に自然に織り交ぜて伝えることができます。視聴者の共感や感動を呼ぶことで、広告というより「良い映像だった」としてシェアされやすくなるのもポイントです。
費用対効果を感じやすいショートドラマ広告、現在多くの企業・自治体が実際に参入しており、SNSをきっかけに知名度の向上、集客、採用などに効果が出ているという例もあります。飛ばされるWEB CMより見たくなるショートドラマ、一度試してみませんか?
ショートドラマ広告についてよくある質問
Q1. ショートドラマ広告とは何ですか?
A. 縦型ショートドラマの中に商品やサービスを「物語のキー」として登場させ、訴求する広告です。冒頭から商品を押し出す従来のCMと違い、2分前後の物語の満足感を先に渡すので、広告と見分けられてスキップされにくい。恋愛・サスペンス・コメディなど、商品の世界観とターゲットに合わせてジャンルを選べます。
Q2. 費用はどれくらいかかりますか?
A. 企画・脚本・キャスティング・撮影・編集までワンストップで請け負う体制なら、数十万円から制作できます。従来のWEB CMやテレビCMが媒体出稿まで含めて数百万円単位になるのに比べ、中小企業やローカルブランドでも手が届く価格帯です。金額を動かすのは主にキャスト・ロケ地・撮影日数です。
Q3. 効果はどう測ればいいですか?
A. 認知(再生数・リーチ)、興味(視聴完了率・保存・コメント)、行動(プロフィール遷移・LP遷移・指名検索)の3層で見ます。「最後まで見られたか」は物語の設計力がそのまま出る指標で、ここが取れていないと行動の層まで届きません。
弊社はショートドラマ制作に強みを持つ映像制作会社です。多くの企業様とコラボレーションし、ショートドラマ制作をしてきた実績がございます。サービスの内容はショートドラマ制作サービス、これまでの作品はショートドラマ制作・運用実績をご覧ください。「費用感を知りたい」「事例を知りたい」「自社で効果が出るのか分からない」といった相談も受け付けておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。