会社紹介動画は、見せる相手と掲載先を決め、その人が知りたい情報から構成します。費用は尺だけで決まらず、撮影する場所・出演者・編集・納品する種類によって変わります。条件の揃った一次資料を確認できていないため、この記事では会社紹介動画の平均額や全国共通の相場を示していません。

採用候補者へ仕事の様子を伝える動画と、商談でサービスを説明する動画では、必要な映像も確認者も違います。この記事では、目的別の構成例、費用を比較する項目、企画から納品までの進め方を整理します。具体的な予算を相談する場合は、先に用途と希望する納品物をまとめて制作相談へお送りください。

会社紹介動画で最初に決めること

会社紹介動画は、企業の事業、人、仕事の進め方を映像と音声で伝えるものです。会社案内に載っている項目をすべて読み上げる必要はありません。誰が、どの場面で見て、見終えた後に何を判断するのかを先に書きます。

関係を整理 見せる相手から、映す内容を選ぶ 相手の問い 映す内容 仕事内容は? 作業と社員の会話 自社に使える? 利用場面と導入手順 何を扱う会社? 商品と実演

例えば採用向けなら、「応募前の人に、入社後の仕事を想像してもらう」が目的の一例です。この場合は沿革より、仕事中のやり取りや担当する業務を映す理由があります。営業向けなら「商談前にサービスの使い方を理解してもらう」と決め、導入までの流れや利用場面を中心にします。これらは構成を考えるための例で、当社の受注事例や成果を示すものではありません。

用途視聴者の問い映像で補う情報見た後の行動
採用どのような仕事をするのか作業、社員同士の会話、職場募集要項を読む
営業自社の課題に使えるか利用場面、工程、説明資料を見る・相談する
展示会何を扱う会社なのか商品の動き、特徴、実演ブースで質問する
企業理解どのような考えで事業を続けているか事業の背景、担当者の言葉詳細ページを読む

ナイトてんしょんの制作手順では、企画で決めた狙いと台本が一致しているかを、発注者へ渡す前に別の担当が確認します。会社紹介でも「このカットで、視聴者のどの疑問に答えるか」を照合する考え方が使えます。社内の確認項目は台本チェックにまとめています。

構成は伝えたい情報から選ぶ

ここでは構成の選択肢を5つに整理します。業界共通の分類や、成果順のランキングではありません。主役となる情報を決めてから、必要な部分を組み合わせてください。

構成向いている情報制作前に用意するもの
事業紹介商品・サービスと利用の流れ正しい仕様、図、利用場面
社員インタビュー担当者の考えや仕事の具体像質問案、出演者、発言の確認者
仕事への密着作業の流れや職場の様子撮影可能な工程、時間、映り込み確認
沿革・ストーリー創業や事業転換の背景裏付け資料、過去素材の利用条件
アニメーション実写で見せにくい仕組み図の原稿、用語、動きの確認者

採用向けの構成例なら、仕事中の具体的な場面から入り、担当者の説明を挟み、募集職種の案内へつなげます。「働きやすい会社です」という言葉だけより、どの仕事を誰と進めるかを示すほうが、視聴者は判断材料を持てます。社員の発言を編集するときは、前後を切って意味が変わっていないかを本人や発言確認担当へ確かめます。インタビュー動画の依頼では、その分担を説明しています。

営業向けなら、相手の困りごと、利用場面、導入までの流れの順に組む方法があります。価格や対応範囲を映す場合は、撮影時点の情報と公開時点の情報が一致するか確認してください。後日変わりやすい情報は、差し替える場所と担当を決めておくと更新の相談がしやすくなります。

費用の比較は撮影・編集・利用条件を揃える

「会社紹介動画1本」という依頼だけでは、各社が想定する作業が揃いません。尺が同じでも、支給写真だけで組む場合と、複数の拠点を撮る場合では工程が変わります。見積書を受け取ったら合計額に加え、含む作業、別料金、未確定条件を並べてください。

確認するポイント 合計額と、含まれる作業を照合する 撮影 場所・日数・出演 編集と納品 字幕・修正・縦横・本数 利用条件 掲載先・期間・再編集
項目揃える条件追加を確認する場面
企画・構成ヒアリング、台本、絵コンテの作成範囲承認後に目的を変える
撮影場所、日数、人数、必要な機材拠点や撮影日を増やす
出演・音声社員、俳優、ナレーターの手配出演者変更、再収録
編集字幕、図、色、音、修正範囲別構成や別言語を追加する
納品本数、縦横比、形式広告版や短縮版を追加する
利用・保管掲載先、期間、素材の保管利用先の追加、後日の再編集

費用を抑えたいときは、何を省けるかを制作会社と話します。社内の写真を使う場合も、解像度や利用許諾の確認は残ります。社員に出演してもらう場合も、撮影時間や発言確認の調整が必要です。支給できるものを伝えたうえで、条件を変えた見積書を受け取り、価格と作業範囲を一緒に比べます。

当社のショートドラマ向け料金はサービスページで案内しています。POV制作4万円/本〜は3本以上の条件があり、会社紹介動画全般の相場として転用できません。会社紹介をドラマ形式にするのか、インタビューや説明映像にするのかも含め、個別の制作範囲で確認します。比較表の作り方は動画制作の相見積もりを参照してください。

制作費を支払ったことだけで、動画や素材をあらゆる媒体へ使えると判断しないことも必要です。文化庁の映像制作契約に関する注意点を参考に、公開先と再編集の予定を契約前にすり合わせます。

長さと縦横は掲載先で決める

「会社紹介は何分が正解か」という一律の尺は、ここでは設定しません。説明会で担当者が再生する動画、SNSで途中から見つける動画、展示会で繰り返す動画では、前後にある説明と視聴環境が違います。情報量を先に決め、仮の構成を読んだり試作を見たりして調整します。

例えば展示会で短いループ版を作るなら、途中から見ても会社名と扱う商品が分かるかを確かめます。無音でも意味が通る字幕にし、会場の再生機器で文字の大きさを確認する手順は展示会動画の外注で整理しています。15秒や30秒といった長さを提案する場合も、会場での確認前は試作の条件として扱います。

SNS用とサイト用を併せて作るときは、撮影前に縦横の納品仕様を伝えます。後から画面の左右を切ると、社員や商品が欠けたり、字幕の位置を変える必要が出たりします。YouTubeもShortsの長さ・画角に関する条件を案内していますが、投稿できる上限と、会社紹介に適した長さは別の判断です。媒体の条件は公開前にも確認してください。

企画から納品までを7ステップで進める

ここでは工程を7つに分けます。会社や契約によって呼び方と分担は変わるため、各段階の提出物と承認者を見積書に合わせて確認します。

  1. 目的、視聴者、掲載先、公開希望日を共有する。
  2. 構成と台本を作り、言うことと映すものを決める。
  3. 出演者、撮影場所、資料、許諾を揃える。
  4. 承認済みの台本に沿って撮影する。
  5. 初稿を編集し、字幕や図を入れる。
  6. 発言、事実、音、利用条件を確認して修正する。
  7. 指定形式で納品し、掲載先で再生を確認する。

制作期間は「完成映像が何分か」だけでは決まりません。出演者や撮影場所が確保できる日、事実確認に必要な日、修正の判断を返せる日から逆算します。複数部署が確認する場合は、部署ごとの締切と、意見をまとめる窓口を先に決めます。

初稿への返答では「もう少し会社らしく」だけで止めず、該当時刻、変えたい箇所、修正後に伝えたい意味を記します。台本で承認した内容を変更する場合は、撮り直しの要否や追加費用も確認してください。納品後には受け取るデータと検収項目を照合し、編集画面で見た版と公開用ファイルの取り違えを防ぎます。

よくある質問

Q. 会社紹介動画の平均費用はいくらですか?

条件の揃った平均値は、この記事では確認できていません。撮影、出演、編集、納品本数、利用条件を同じ内容で伝えて見積もりを比べてください。自社の特定プランの価格を業界平均として扱うこともできません。

Q. 社員インタビューだけで作れますか?

構成の選択肢になります。発言だけで仕事が伝わるかを確認し、必要なら業務中の映像や資料を加えます。撮影前に質問、出演者の準備、編集後の発言確認を誰が担当するか決めてください。

Q. 1本を採用と営業の両方で使えますか?

共通して使える部分はあります。ただし視聴者の疑問や最後の案内が異なるなら、導入や末尾を作り分ける方法を検討します。別版の制作・納品まで含むかは見積書で確認してください。

Q. 公開後は何を見直せばよいですか?

再生数に加え、視聴状況と、応募ページの閲覧や制作相談など目的に対応する行動を別々に記録します。動画を見たことと応募・契約の原因が同じとは限らないため、期間や流入元を揃えて判断します。


会社紹介を外注する際は、まず「誰に、どこで、何を判断してもらうか」を一文でお送りください。ナイトてんしょんの制作実績を見ながら、制作内容を相談することができます。